コラーゲンの働きとサプリメント一覧
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●コラーゲンとはタンパク質の一種
コラーゲンは繊維性のタンパク質の一種で、軟骨、皮膚、血管、角膜などの体内に存在するタンパク質のうちの約30%を占めています。細胞同士を結び付け、組織の構造を支え柔軟性を保つ役割があります。
●コラーゲンとゼラチンの違い
コラーゲンとゼラチンはよく似ていて、互換性があります。なぜなら、動物の軟骨や皮に含まれるコラーゲンを、より消化吸収しやすいように加熱して抽出・精製したものがゼラチンだからです。
ゼラチンを食べることによって、体内でコラーゲンがより生成されやすくなります。
●コラーゲンの効能・効果
コラーゲンの主な効能としては、肌に潤いとハリを与えること、関節痛を緩和して円滑な動きをサポートすること、骨を強くしなやかにすること、消化器官を保護すること、血圧の上昇を抑制することなどがあげられます。
●コラーゲンを多く含む食品
コラーゲンが豊富に含まれている食材といえば、牛スジ、フカヒレ、鶏の手羽先、ウナギなどがあげられます。いずれもプルプルとしたゼラチン質が特長で、肌にいい食べ物として重宝されています。
≪コラーゲンの摂取方法≫
●1日の摂取量の目安
コラーゲンは1日5〜10g摂取するのが理想ですが、食事からの摂取量は1日わずか1.9gともいわれています。サプリなどで不足分を補うときは、表記されている推奨量を必ず守りましょう。
また吸収力を高めるためには、1回にまとめて飲むのではなく、1日何回かに分けて、多めの水またはぬるま湯とともに飲むといいでしょう。
●摂取方法や注意点
コラーゲンのサプリの原材料であるグルコサミンは、エビやカニ由来になることがあります。食品アレルギーのある人は、原材料表示を確認しておきましょう。体質や体調に合わない場合は、使用を控えるのが賢明です。
また、薬を服用中、通院中、妊娠中、授乳中の人は医師または薬剤師に相談をするといいでしょう。コラーゲン自体は、体内にもともと存在する成分で危険性は極めて低いとされていますが、その他の含有成分が体に合わない場合もあるからです。
また商品の品質を保つためには、濡れた手で触ったり、ひとたび瓶から外に出たものを再び戻したりするのはNG。開封後は高温多湿下を避け、なるべく早く摂取するよう心掛けるといいでしょう。
執筆:臨床栄養協会認定サプリメントアドバイザー 長谷川貴志
コラーゲンの生成能力は年齢とともに衰えるので、アンチエイジングを意識している人には積極的な摂取がお勧めです。食事、サプリメント、スキンケア用品から摂取することができます。
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