【Vol.123】男性の更年期と栄養サポート

人生100年を見据えたとき、40〜50代はちょうどターニングポイントに当たります。この時期を上手に乗り越えることが、人生後半のQOLを左右する大切なポイントとなるでしょう。
今回は男性の更年期障害について取り上げるとともに、おすすめの栄養やハーブについて紹介します。
■男性の更年期障害とは?
○身体症状:関節症や筋肉痛、疲れやすさ、発汗・ほてり、肥満、頻尿
○精神的症状:イライラ、不安・うつ、不眠、意欲の喪失、集中力・記憶力低下
○性機能症状:ED、性欲低下
テストステロンは精巣内のライディッヒ細胞でコレステロールから作られます。加齢とともにライディッヒ細胞が減少するため産生量が低下しますが、ストレスや肥満があると、より減りやすいといわれています。
女性の更年期障害は、50歳前後の閉経を契機に症状が現れます。一方男性は40歳代以降、いつでも起こる可能性があります。また女性の症状は5年ほどで落ち着きますが、男性の症状に明確な終わりはありません。
●男性の更年期障害の治療や改善
●こんな健康リスクにも注意!
・内臓脂肪が増え、メタボリック症候群になりやすくなる
・インスリン抵抗性が悪化し、糖尿病や動脈硬化のリスクが増える
・骨密度が低下し、骨がもろくなる
・造血作用が低下し、貧血を起こしやすくなる
・認知機能の低下により、うつや認知症のリスクが増える
規則正しい生活を心がけ、適度な運動や休息を取り入れましょう。また、共に娯楽や競争ができる友人との交流もよいとされています。
★この時期を乗り切るハーブや栄養素