最近は日傘サプリとして美容面ばかりが注目されてきたシステイン、実はアルコールの摂取が多い方にも嬉しい作用がありました。悪酔い・二日酔いを引き起こす有毒なアセトアルデヒドの分解に大きく関わるのです。
■二日酔いの仕組み
そもそも飲んだアルコールはどのように分解され、悪酔いはどのように起こるのでしょうか。まず、口から飲んだアルコールは胃や腸で吸収されます。そして、肝臓でアルコール脱水素酵素(ADH)の働きにより分解され、アセトアルデヒドに分解されます。さらにアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きで無害な酢酸に分解され、最終的には炭酸ガスと水となって体外に排泄されます。
アセトアルデヒドは人体にとって有毒。アルコールを飲んだ時に顔が赤くなったり、頭痛や吐き気などが起きるのはこのアセトアルデヒドが体内にとどまっているためです。また、日本人はアセトアルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人が多く、遺伝的に酒の飲めない人種と言われています。
■直接的と間接的、両方からアルコール分解をサポート!
システインは、アセトアルデヒドと直接反応しアセトアルデヒドを無毒化します。また、システインは、アルコール脱水素酵素(ADH)とアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きを活性化すると考えられています。さらに、グルタミン酸・システイン・グリシンの3つのアミノ酸が結合したグルタチオンは肝臓の解毒機構で有毒物質(アセトアルデヒドなど)の分解に作用します。
■悪酔い・二日酔いにシステイン
そろそろ新年会シーズンも終盤でしょうか。今年初めて一緒に飲む相手だったら、何月だろうと『新年会』と言い張る方もいたりして。
アルコールの季節はシステインもとって、翌日すっきりと活動しましょう。