【Vol.98】クリルオイルとは?

地球上で最も美しく豊かな水質で知られる南極周辺の海洋に分布。微小の植物プランクトンを餌とする一方で、ヒゲクジラ類やアザラシ類の天然餌料となるナンキョクオキアミは、生態系において比較的少ない生物量ながら、生態系の安定性維持に重要な役割を担うキーストーン種とみなされています。
そのため「南極の海洋生物資源の保存に関する条約」において、オキアミの捕獲量や区域には厳しい制限が設けられています。
このナンキョクオキアミから抽出・精製して作られるのがクリルオイルです。必須脂肪酸であるDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸や、優れた抗酸化作用を持つアスタキサンチンを豊富に含んでいるのが特長で、健康維持・美容促進に大きく貢献する天然素材として注目を集めています。また、アスタキサンチンに由来する赤い色をしていることから、南極の宝石と称されることもあります。
■クリルオイルの成分とその働きは?
「魚を食べると頭が良くなる」といわれているのは、マグロやサバなどの青魚に豊富に含まれるDHAに、脳や神経の機能を促進させる効果があることに由来していると考えられています。さらに、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす効果もあります。
EPAには血液をサラサラにする効果のほか、抗炎症作用、免疫力アップ、脂肪代謝の促進効果があるとされています。
EPAを体内に摂り込むとDHAに変換することもあり、お互い切っても切れない存在です。EPAを意識して摂取していれば、DHA不足になることもありません。
アスタキサンチンのような抗酸化作用のある成分にはアンチエイジング効果があり、体内に積極的に摂り入れることによって、老化や劣化を遅らせることができます。
さらに脳機能改善作用、動脈硬化抑制作用、抗炎症作用があることも分かっています。
リン脂質は、細胞膜を作る原料。細胞膜が何らかのダメージを受けると、免疫力が低下したり肌トラブルが起こりやすくなったりしますが、リン脂質が体内に十分にあればちょっとした体調不良の改善や、風邪や病気の早期回復の期待が持てます。
またリン脂質は親水性が高いことも特徴。そのためクリルオイルは、約60%が水分で占められている人間の身体によく馴染みます。
■クリルオイルはどのような背景で登場してきた?
ナンキョクオキアミは1970年代から養殖漁業の飼料や釣り餌として利用され、魚の耐病性を向上させることで知られていましたが、クリルオイルなどの健康補助食品としての需要が高まっているのはここ最近のことです。
サプリ大国アメリカでは、健康素材としてのクリルオイルの有益性がすでに広く認識されていて、市場規模も2010年以降右肩上がりで拡大しています。また、世界のクリルオイル市場は、2017年〜2021年の間、CAGR(年平均成長率)が12.65%成長すると言われています。
■クリルオイルに期待できる効果とは?
・美肌効果:高い抗酸化作用は、紫外線のダメージから肌を保護し、エイジングケアにも効果を発揮します。
・肝機能の改善:肝臓の解毒機能を向上させ、肝臓の状態を示すバロメーターのひとつであるAST値(俗称「肝臓の値」)が高くなるのを抑制します。
・血中コレステロール値の改善:善玉コレステロールの値の上昇と、悪玉コレステロール値の減少を促します。
・脳の老化防止:脳の血流を良くして脳の働きを活発化させ、頭の回転の速さと脳の若返りをサポートします。
・心筋梗塞の予防:心臓についた余分な脂肪を減少させ、心臓組織の肥大や変質を制御します。
・関節症の改善:炎症を引き起こして痛みの原因となる物質プロスタグランジンの産生を抑えて、関節リュウマチや変形性関節症の痛みを緩和させます。
・生理痛の緩和:炎症を引き起こして痛みの原因となる物質プロスタグランジンの産生を抑えて、生理痛を緩和させます。
・精神状態の安定:脳や精神に働きかけ、幸福ホルモンとも称されるセロトニンの分泌を増やします。
・体脂肪の減少:脂肪を効率よくエネルギーに変換させ、体脂肪の蓄積を制御します。
・疲労回復・眼精疲労の改善:活性酸素を除去し、抗疲労効果をもたらします。
■クリルオイルを摂取するメリットとは?
一昔前までは魚料理といえば日本人の食卓に欠かせないものでしたが、現代は全ての世代において魚離れが進んでいるといわれています。そんな魚が不足しがちな食生活のバランスを整えるのに、クリルオイルは役立ちます。
また、クリルオイルは親水性が高く体内への吸収も早いので、摂取後に後味や口臭が気になりにくいのも魅力です。
南極に生息するナンキョクオキアミを原料としているため海洋汚染のリスクもなく、子供からお年寄りまで安心して口にすることができます。
■クリルオイルの飲み方とは?
ただしクリルオイルのサプリメントによって含有成分の濃度などが異なる場合もあるので、使用上の注意をよく読み推奨量と頻度を確認して、それを厳守して摂取することが大切です。
クリルオイルに限らずサプリメントは、吸収の効率を上げるために1回でまとめて飲むのではなく、3〜4回に分けて摂取するのが理想とされています。
※商品・メーカーによって推奨される摂取目安量は異なります
クリルオイルは水に溶けやすい性質を持つので、水やぬるま湯と一緒に飲むといいでしょう。
クリルオイルは天然素材から作られた食品で、飲み合わせで悪影響があることはありません。ただし、甲殻類アレルギーのある人にはおすすめできません。
また、吸収率を考えると、キチンやキトサンなどの成分と一緒に摂取するのは避けましょう。キチンやキトサンには脂肪の吸収を妨げる性質があるため、せっかく飲んだクリルオイルが吸収されることなく排出されてしまうかもしれないからです。
■クリルオイルユーザーの口コミ
「飲み始めてからツキイチの前のドカ食いとイライラが楽になった気がします。
いつも食べ過ぎて体調が悪くなってしまっていたのがなくなったのは、本当に助かりました。
価格はやや高めですが、ドカ食いをやめて浮いた分で買ったと思えば安いと思います。」 (40代・女性)
「様々なところに良いと聞いたので飲んでいます。
どこも悪いところは無いのですが脂質が溜まらないためにと思い飲んでいます。まだ実感はないので☆4つです」 (70代・女性)
「サプリで補います。近年は海も汚れていて、水銀の問題も怖く、おまけに日常の中で魚や魚介類を食べるにも限界があるので。DHAサプリは、どれもお値段が張るので、厳選してこれを選びました。飲みやすいです。」 (40代・女性)
■クリルオイルでどのような悩みが解決できる?
クリルオイルの血液をサラサラにする効果によって心筋梗塞、動脈硬化、脳梗塞を、また悪玉コレステロール値を下げる働きによって糖尿病を、さらに体脂肪蓄積抑制の効果によって肥満症を、それぞれ予防することが可能になります。
“K-Oil投与群では、用量依存的に、血中のアルコール濃度上昇、酩酊状態、血中の AST、
ALTの上昇が抑制された。本実験の結果から、K-Oilは、アルコールによる肝臓への障害を抑止する機能があると推定された 6)”
“クリルオイルの摂取による抗肥満効果は報告されているが、(略)”
n-3系脂肪酸素材クリルオイルの機能性 より引用
“EPA/DHA の濃度で勝っている Sardine Oil よりも K-Oil の摂取群において、より酸素化ヘモグロビンの濃度が高まり、脳の活性化が顕著であることが判明した。”
n-3系脂肪酸素材クリルオイルの機能性 より引用
摂取することで大きなメリットが得られるクリルオイルとはいえ、あくまでも栄養補助食品であって治療薬ではありません。確実性や即効性を求めるのはナンセンスです。体の様々な不調を改善するためには、生活習慣を見直し、質の良い食生活、十分な睡眠、適度な運動も必要だということをお忘れなく。
■クリルオイルとフィッシュオイルとの違いは?
少量の摂取でも効率よく体内で作用し、より高い効果を期待することができるというわけです。
また水と分離しやすい通常のフィッシュオイルは胃の中で胃液面に浮上してしまうため、魚臭いゲップや後味が気になるという人も多いですが、クリルオイルは分離することなく胃液と混ざりやすいため独特の戻り臭や後味が発生しにくいというメリットもあります。
さらにクリルオイルは、美しく澄んだ南極周辺の海洋に生息するナンキョクオキアミを原料としているとあって、海洋汚染の心配がありません。
またサバ、イワシ、ニシンなどを原料とするフィッシュオイルと比較すると、食物連鎖の底辺に位置するナンキョクオキアミから作られるクリルオイルは生物濃縮のリスクが極めて低く、より安心して飲み続けることができます。
■クリルオイルがアメリカで人気の理由とは?
その背景には、アメリカ食品医薬局などの公的機関がDHAとEPAの摂取を推奨しているという事実もありますが、それに加えアメリカ人の美容・健康に対する意識がますます高まっていること、肉食文化の中で不足しがちな成分を簡単に補えることがその人気の理由として考えられます。
■サプリメントアドバイザーから見た”クリルオイル”
オメガ3の供給源として魚油もありますが、クリルオイルを推奨する理由は、その吸収性にあります。フィッシュオイル(魚油)に含まれるオメガ3脂肪酸は中性脂肪と結合しており、大部分が腸で吸収されずに排出されてしまうといいます。クリルオイルはリン脂質と結合しており体内に吸収されやすく、実に魚油の10〜15倍の吸収率があると多くの研究で確認されています。(引用:Dr,rer.nat, Lena Burrri:クリルオイル〜上質なオメガ3-脂肪酸の供給源 南極海で採れるリン脂質結合型オメガ3脂肪酸の効能)
実は私の母親(60代後半)に勧めたところ、飲む前は正座がしづらかったり、ママさんバレーでレシーブする際の屈伸が大変だったりしたそうですが、飲んだ後、正座も苦も無くできるようになり、バレーもしっかり楽しめると言っていて、今ではクリルオイルが欠かせないとのことです。
また、オメガ3の役割として心血管の健康が気になる方、中性脂肪が気になる方にもおすすめです。フィッシュオイルよりも吸収が良い活性型オメガ3として知っていただきたい成分です。
最近は、残業続きになると疲れがたまりやすかったり、寝違えると首の痛みが取れにくかったり、ということが20代の頃と比べると明らかに顕著になってきていました。
そんな時にこのクリルオイルと出会って、飲んでみたところ、最初はなんとなく調子がいい気がするという感じだったのですが、1週間続けると明らかに「何も具合の悪いところが無い」という状態が続いてきているのに気が付きました。
たとえば、新しい靴を履いた直後は足首が痛くなるのが普通だとしばらく続くものですが、朝昼晩とクリルオイルを飲んで、一晩寝ると早くも実感しているような気がするし、寝違えも痛みが持続するということがあまりないような気がします。
それから、仕事中も集中できているような気がします。
これからも継続して飲んで健康を保って行きたいと思います。
【40代/女性】
サプリメントの中にはにおいが独特のものがあり、長続きしませんが、このクリルキングは匂いがほぼなく、大きさも飲みやすいです。
なかなか魚を食べる機会がないので、これからの健康維持のため、飲み続けてみようと思います。
【50代/男性】
グルコサミンを飲んでいたのですが、自分には効果がいまひとつだったんです。元々ジョギングが趣味でしたが、いつの間にか外に出るのも億劫になっていました。クリルキングを飲んでから、からだの調子がよくなり、私にはこれが合っているんだなと大変実感しております。
飲み始めて1ヵ月ぐらいで調子が良くなり、それから少しずつ散歩をするようになりました。そして飲み始めて3ヵ月経った今では毎朝20分ほど走っています。これからも続けていき、マラソンもエントリーして完走したいと思えるようになりました。
■クリルオイルに関するよくあるご質問
カラダへの馴染みの良さ、臭い対策、体感率の高さ。どれをとってもトップクラスでおすすめです。
![]() |
クリルキング(クリルオイル) 活性型DHA・EPAだから吸収率がフィッシュオイルの1.5倍! |
![]() |
ペットクリル(ペット用クリルオイル) ペットが飛びつく美味しさで日々の健康管理ができる |
![]() |
ペットクリル(液体タイプ) 水や食事に混ぜて簡単にあげられるペットクリル液体タイプ |